ファスティング中に水分を取るようにするのはなぜ?

体内に存在するグリコーゲン1gに対して、約3gの水分が結びついていると言われています。つまり、糖質制限で体内のグリコーゲンが減るだけで、単純に体の水分量も一緒に失われます。更に見落とされがちですが、インスリンには腎臓でナトリウムを再吸収させる働きもあります。そのためファスティング中の低インスリン状態はナトリウムの排泄も増え、より水分が失われやすくなります。

こうしてファスティング中に急激に体内の水分量が減ることで、『脱水っぽい症状』(頭痛・めまい・倦怠感・吐き気・筋肉のこわばりや痙攣など)が出やすくなるため、水分摂取は非常に大切です。

◎対策

水を注ぐ

まずは1日2リットルを目安に、こまめに水分をとりましょう。それでももし『脱水っぽい不調』が起こったら、少量のお漬物や梅干し等と一緒に水分をとりましょう。ナトリウムや糖質を少量入れてあげることで、体内で水分を保持しやすくなります。それでもダメな場合は、少し糖質を増やすと水分が吸収されやすくなります。

糖質に頼らない水分保持能力を体に思い出させるのも、ファスティングの目的のひとつではあります。

美血ファスティングの注意事項

・ファスティングと美肌

ファスティングをしてから肌の調子が良くなった!という声はよく聞かれると思います。

少し掘り下げてみましょう!

・血液がキレイになる

 →高血糖状態がリセットされ、細胞の糖化が抑制されます。血中コレステロール値も改善するため、血液がサラサラに!質の良い血液がすみずみまで行き渡ります。

・細胞がキレイになる

 →オートファジーが活性化することで、細胞内の老廃物の代謝が促進。細胞もキレイに!

・代謝促進

 →脂肪燃焼効果によって皮下脂肪の代謝がすすみ、むくみやくすみも改善します

・成長ホルモンによって肌のハリ・ツヤがUP!

 →一時的な低血糖状態によって体が非常モードになり、血糖値を上げるために成長ホルモンの分泌が高まります。成長ホルモンは細胞の修復やコラーゲンの生成に欠かせないホルモンです!

・睡眠の質の向上による相乗効果

 →自律神経バランスが整うことで睡眠の質が高まる方もいます。

肌の修復に質の良い睡眠は欠かせません!上述の成長ホルモンも、深いノンレム睡眠時に分泌が高まります。

これからの時期、紫外線による肌ダメージの回復にも、ファスティングはオススメですよ♪

・ミトコンドリアについて

細胞内小器官のひとつ。
主な働きとしては

① ATP(アデノシン三リン酸)の産生

 •  ほぼ全ての生命活動に必要なエネルギー源であるATPの産生の中心的な役割を担う
 • 産生経路は糖代謝(解糖系・TCA回路)と脂質代謝(β酸化)がある。
 • 糖代謝の方が即時性があり、高血糖状態では解糖系が優先される
 • ファスティング時には脂肪を分解して得られるケトン体をエネルギー源として活用する

②活性酸素種(ROS)の産生と抗酸化機構

 •  ATP産生の副産物としてスーパーオキシド(O₂⁻)などのROSを産生。
 • 適量のROSは細胞シグナル伝達に必須だが、過剰になると酸化ストレスによる細胞障害を引き起こす(神経変性疾患・動脈硬化・がんのリスク増加)。
 • 機能低下したミトコンドリアでは、ROSが過剰に産生されてしまうことがわかっています。

③アポトーシス(プログラム細胞死)の調整

 • ミトコンドリアには細胞死を誘導する働きがあり、機能低下した細胞や異常な細胞の代謝に関わっています。
 • がん細胞ではこの機能が正常に働かず、細胞の生存を許してしまうとされています。

ミトコンドリア

このような働きをもつミトコンドリアは、ファスティング中のオートファジーによって新陳代謝が促進されることがわかっています。

つまり、ミトコンドリアが新しく生まれ変わることでエネルギーの産生効率が高まり、過剰な活性酸素の産生を抑制することが期待できます。

疲れやすい人こそ、ファスティングで活力を取り戻しましょう!

・美血ファスティングとアンチエイジング

老化の原因として注目されているAGEs(終末糖化産物)。

これは体内でタンパク質と糖(グルコース)が結合(メイラード反応)して生成されたもの。

これが皮膚のコラーゲンで起これば皮膚の弾力が失われ、シワやたるみの原因になります。

ミトコンドリア内のタンパク質で起こればATPの産生効率が低下。エネルギー不足によって身体は疲れやすくなり、細胞の修復や再生、内臓機能が低下し、老化が加速します。

また血管内皮細胞で発生すれば動脈硬化が、神経細胞で発生すればアルツハイマー病などの神経変性疾患の進行が促進されます。

更に更に・・・インスリン受容体が糖化してしまうとインスリン抵抗性が進行し、血糖コントロールが悪化。その結果AGEsが増加してインスリン受容体の糖化がすすみ、さらにインスリン抵抗性が悪化→ という悪循環が形成されます。

こうした負のサイクルを防いでAGEsの蓄積を予防するには・・・

①糖質過多の食生活を改善し、新たなAGEsの産生を予防する

②オートファジーを活性化し、体内で作られてしまった(蓄積した)AGEsを分解する

まさに誠心堂の美血ファスティングそのものですね!

効果的にAGEsを抑制し、健やかで若々しい身体を取り戻しましょう!

・血糖スパイクと自律神経 <美血ファスティング>

糖質依存の食生活は、日常的に血糖スパイク(食後の急激な高血糖と、その後の急激な低血糖)が起きやすくなっています。血糖値が急激に上昇すると、膵臓が大量にインスリンを分泌して血糖値を急激に下げようとします。結果として血糖値が下がりすぎると、身体は低血糖状態に陥ります。すると脳(特に視床下部)は、「エネルギー不足で危ないぞ!」と反応して交感神経を活性化し、血糖値を上げようとします。

日頃から夕食をお腹いっぱい食べていたり、寝る前の夜食が多い人は、こういった理由で睡眠中も交感神経が優位になりやすく、睡眠の質の低下に繋がります。

糖質
糖質

また、交感神経が過剰に優位になったリバウンドで副交感神経が過剰に優位になることもあり、食後の強い眠気や倦怠感に襲われるケースもあります。普段からお腹にものを入れないと寝れないという方はこの働きを利用している可能性があり、注意が必要です。

ファスティングすることで血糖値や自律神経を安定させ、自然な眠気、自然な睡眠を目指しましょう!

やはりファスティングに活蘇源は欠かせないですね!

・糖質制限するのはなぜ?<美血ファスティング>

誠心堂式の美血ファスティングでは、糖質を制限します。

その目的は、エネルギーの産生経路を糖代謝から脂質代謝(ケトン代謝)に切り替えるためです。

糖代謝からケトン代謝に切り替わると、様々な健康効果が期待できます。

・体脂肪の減少:脂肪をエネルギー源として燃焼させ、メタボリックシンドロームを予防する。
・食欲の抑制:血糖値の急激な変動がなくなり、空腹感が抑えられる。
・インスリン感受性の向上:慢性的なインスリンの過剰分泌を防ぎ、細胞のインスリン感受性が改善される。
・集中力や認知機能の向上:ケトン体はブドウ糖に比べて脳のエネルギーとしての効率が良いとされる。
・老化の予防:AGEsの産生が抑制され、細胞の機能低下や慢性炎症を抑制する
など。

糖代謝に依存しがちな現代人は、これと真逆に偏っているといっても良いくらいです。
単純に痩せるだけではない誠心堂の美血ファスティングを、ぜひお試し下さい。

・オートファジーって何?<美血ファスティング>

細胞が栄養不足状態になった際、細胞内の不要な老廃物や、機能の低下した細胞内小器官などを分解して新しいエネルギーや材料に作り変える仕組みです。簡単に言えば、細胞のお掃除&リサイクルのシステムです!

メリット1
細胞が元気で長生きできる →古いもの、不要なものを片付けて新しいものに作り変えるので、細胞が健康を保てる。

メリット2
エネルギーを作り出せる →不要物からエネルギーを作り出せるので、断食中でも活動に必要なエネルギーを確保できる

細胞内小器官の1つでもあるミトコンドリアもこの働きにより新しく生まれ変わることができるため、エネルギーの産生効率が高まります。妊活では卵分割のエネルギーや精子の運動エネルギーの改善が期待できます!

・なぜ消化器を休める必要があるの?<美血ファスティング>

1回の食事を消化・吸収するのに、胃~小腸で4~8時間を要するとされています。

つまり、1日3食とり、夕食を20時に終えたとして、胃腸は朝から翌朝の4時まで働き続け、ようやく数時間の休息が取れます。

夕食が遅い方、夜食に何かつまんでしまう方の胃腸は、それこそ24時間休みなく働き続けているといっても良いでしょう。

現代的な食生活のリズムはそもそも胃腸の休息時間が短く、疲れた胃腸で代謝しきれない残渣が腸管を汚し、更に機能低下を招きます。こうした働き詰めの胃腸を休ませることで本来の代謝機能を取り戻すというのが、ファスティングの目的の1つです。